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”あたり前の、ごく普通の生活を送っていただきたい”

私たちの仕事の場である特別養護老人ホームは、お年寄りの｢すみか｣であり、生活の場です。従って、私たちが行おうとしているのは、病気の方（急性期）のお世話をするのではありません。ご病気だった、あるいはご病気がまだ残っていたとしても、障害や認知症の状態があったとしても、それらの条件を持ちつつも、お年寄りが普通に生活をする、できるよう、支えていくことです。特別養護老人ホームにおいて｢老人が普通の生活ができるよう、それを保証すること｣です。

特別養護老人ホーム「やはぎ苑」
グループホーム「かみさの家」
小規模特別養護老人ホーム「第二やはぎ苑」
施設長　　近藤　静子

やはぎ苑を開設して16年が過ぎました。
その経過の中で、施設長としての重責を引き受け２年が過ぎようとしています。
トップダウンの時期は過ぎ、ボトムアップへの道筋。
「言える関係」「聞くための窓口」を常に心がけています。
福祉職は「工夫と創造」の世界。現場からの声による改革、これぞやはぎ苑の目指す福祉のかたちです。
私の心の中に中学のときの先生の言葉が今も鮮明に残っています。「愛情は、無償である。代価を求めてはならない。」これは仏法のお布施の精神に通じているのです。
どうぞ、いつでもやはぎ苑にお越しください。皆様から、福祉の地域拠点にと言っていただけるよう努力してまいります。

特別養護老人ホーム「くわがい」
施設長　　手嶋　寛人

ユニット型特養である当施設は、生活リハビリの基本方針のもと、「湯ったり、湯っくりの入浴ケア」、「自分で食べることを大切にした食事ケア」、「できるだけトイレで行う排せつケア」を基本に、より家庭に近い雰囲気の中、なじみのご利用者の方と一緒に、なじみの職員のケアを受けながら、あたり前のごく普通の生活を送っていただけるような施設運営を心がけております。
また、設備面においても、居室には幅広のベッドや高さ調節可能な洗面台、ユニット内食堂には高さや形の違うテーブルや4種類の高さの違う椅子、浴室にはひのきや陶器の1人浴槽、トイレは便器の前面に手すりを設置、車椅子も高さや幅の調整可能なタイプを準備等、充実した設備でご利用者の皆様の生活全般を支えます。